Claude Designでページの見た目を作ってもらうとき、「青っぽい感じで」と頼んだのに、返ってきた青が思っていたのと違う、ということがよくある。濃すぎたり、冷たすぎたり、どこか安っぽく見えたりする。
そこで色の言い方を工夫しようとしても、好きな配色を最初の一言でぴったり言い当てるのは、知識ゼロでなくても難しい。そもそも自分の好みは、実際の色を見て初めて「これじゃない」「これかも」とわかることが多い。
配色は、1回の指示で当てにいくより、案を見て反応しながら決めるのがおすすめ。なぜ言葉だけでは決めきれないのか、案をどう出してもらうのか、見た案にどう反応すればいいのかを見ていく。
好みの色は、見て初めてわかる
「青」とひと口に言っても、晴れた空のような明るい青もあれば、紺色に近い深い青もある。言葉をどれだけ工夫しても、頭の中の色と同じものが1回で返ってくるかは、半分は運になる。
しかも、頭の中の色そのものがはっきりしていないことも多い。「落ち着いた感じ」と思っていたのに、実際に落ち着いた色を見ると「ちょっと寂しいな」と感じる、ということはよくある。好みは見比べたときの反応の中にある。
配色は最初の指示で決めきろうとせず、見て選ぶ前提で進める。
背景を話したうえで、方向の違う案を出してもらう
案を出してもらう前に、まず何のためのページかを話しておく。誰に来てほしいのか、どんな気持ちで見てほしいのかがわかっていれば、Claudeが出す案も、その目的に沿った候補になる。
そのうえで、1つに決めてもらうのではなく、方向の違う案をいくつか並べてもらう。たとえばこんなやり取りになる。
あなた: 週末の陶芸教室のページで、初心者でも気軽に来られる雰囲気を出したい。配色の方向がちがう案を3つ見せてくれる? Claude: 土の色を生かしたあたたかい案、白を多めにした明るく軽い案、深い緑で落ち着かせた案の3つを並べました。 あなた: 2つめの軽さがいいね。
似た案を3つ並べても比べる意味がないので、「方向がちがう」と一言添えるのがポイントになる。1つに当てにいくのではなく、比べられる案を並べてもらう。
案への「近い・遠い」を、そのまま言葉にして返す
案を見たら、感じたことをそのまま返す。うまく説明しようとしなくていい。「2つめの軽さはいいけど、少し冷たい」くらいの言い方で十分伝わる。
言葉に詰まったら、温度(あたたかい/涼しい)・明るさ(明るい/落ち着いた)・強さ(はっきり/やさしい)のどれがずれているかを考えると、言いやすくなる。「明るさはこのままで、温度だけもう少しあたたかく」と返せば、気に入っている部分を残したまま、ずれているところだけを寄せてもらえる。
どこが近くて、どこが遠いかを、案を見た感想のまま返す。
まとめ
配色を案を見ながら決めると、「言葉では伝えたつもりなのに違う」というすれ違いが減る。何往復かのうちに、自分でも言葉にできていなかった好みが、目の前の色として形になっていく。
「背景を話し、案を見て、反応を返す」という進め方は、配色だけでなく、文字の雰囲気やページの並び方など、見た目に関わるものを決めるたびに使える。
次にClaude Designで色を決めるときは、「方向がちがう案を3つ見せて」と頼んでみてほしい。