Claude Codeに「ホームページを作って」と頼むと、それらしいページはすぐにできあがる。ところが、できあがったものを見て「そういうことじゃないんだよな」と感じ、そこから直しを重ねることになりやすい。

人に何かを頼むときは、いきなり注文から入らないことが多い。「最近こういうことをしていて、これからこっちに広げたい。だからこういうものがあるといいと思ってるんだけど、イメージ湧く?」と、背景ごと話して、相手に同じ絵が見えているかを確かめてから任せる。

Claudeに頼むときも、この作る前の相談から始めるのがおすすめ。何を話せばいいのか、「イメージ湧く?」と聞くと何が起きるのか、ずれていたときにどうするのかを見ていく。

注文より先に、「なぜ作りたいのか」を話す

「ホームページを作って」という注文には、何のためのページなのかが入っていない。Claudeは話してもらったことしか知らないので、目的がわからなければ、よくある形のページで応じるしかない。

そこで、作りたいものの名前より先に、仕事や趣味で今何をしていて、これからどうしていきたいのかを話す。「週末に陶芸教室を開いていて、平日の夜のクラスも増やしたい」と聞けば、誰に向けたページで、何ができればいいのかを、Claudeの側で考えられるようになる。

うまく整理できていなくても構わない。作りたいものの名前ではなく、それを作りたくなった背景から話し始める。

「イメージ湧く?」で、見えている絵を言い返してもらう

背景を話したら、すぐに「じゃあ作って」とは言わずに、「イメージ湧く?」と聞いてみる。するとClaudeは、話を聞いて思い描いたものを、言葉で返してくれる。

たとえばこんなやり取りになる。

あなた: 週末に陶芸教室を開いていて、これから平日の夜のクラスも増やしたいと思ってる。だから教室の様子がわかって、申し込みもできるページがほしいんだけど、イメージ湧く?
Claude: 仕事帰りに通いたい人に向けて、教室の雰囲気と日程がひと目でわかり、そのまま申し込めるページ、というイメージです。作品の写真を中心にするか、教室の雰囲気を中心にするかで、印象がかなり変わりそうです。
あなた: そうそう。作品より、初心者でも気軽に来られる雰囲気を伝えたい。

このやり取りの間、まだ何も作っていない。作ってもらう前に、Claudeに見えている絵を言葉で確かめる。

ずれていたら、作る前に言葉で直す

言い返してもらった内容が思っていたものと違っても、そこで気づけたなら問題ない。できあがったページを見てから直すより、言葉の段階で直すほうがずっと手間が少ない。

直し方も会話のままでいい。「そこは違って、実は〜なんだよね」と、ずれているところだけを伝えれば、Claudeは絵を描き直して、もう一度言い返してくれる。何度か往復して「それそれ」と思えたら、そこで初めて「じゃあそれで作って」と頼む。

「それそれ」と思えるまでは、作らずに言葉でやり取りを続ける。

まとめ

作る前に背景を話し、「イメージ湧く?」と聞いて、見えている絵をそろえておく。これだけで、できあがってから「そういうことじゃない」と作り直すことが減り、最初の1つめから自分の思いに近いものが返ってくるようになる。

この相談は、ページ全体を作るときだけのものではない。見た目の雰囲気を決めるときも、新しい機能を足すときも、作る前に同じ絵を見ておくという考え方は、何かを頼むたびに出てくる出発点になる。

次に何かを作ってもらうときは、注文の代わりに「こういうことをしたくて…イメージ湧く?」から始めてみてほしい。