Claudeに作業を頼むと、長い返事が返ってきて、結局何が起きたのかを探すのに時間がかかることがある。知らない言葉が混ざっていると、読むだけで疲れてしまう。
2026年9月22日に、Claudeを作っている会社のAnthropicが発表した新しいモデル「Claude Opus 5.5」では、この返事の書き方が大きく変わった。モデルとは、Claudeの頭脳にあたる部分のこと。
返事の書き方の何が変わったのか、知識ゼロで使う人にとって何が嬉しいのか、そしてこの変化を活かす頼み方を見ていく。
何が変わったのか:返事は「大事なことが先」に
Anthropicの発表によると、Opus 5.5では、前のモデル(Opus 5)に寄せられた意見の中でも多かった「書き方」が大きく改善された。変わった点は3つある。
ひとつめは、大事な情報を先に書くこと。ふたつめは、専門用語や独特の言い回しを使いにくくなったこと。みっつめは、こちらが渡した書き方のルールに従うことだ。
発表では、先行して試した人たちが、文章がわかりやすくなり、ひと目で内容をつかみやすくなったと感じたことが紹介されている。返事の最初の数行に、一番大事なことが来る。これが今回の変化の中心になる。
知識ゼロで使う人にとって、何が嬉しいのか
知識ゼロで作業を任せていると、返事の中身を全部は理解できないことも多い。そのとき頼りになるのは、「結局うまくいったのか」「次に何をすればいいのか」がすぐにわかることだ。
発表では、ひと目でわかる返事が長い作業のあいだ助けになった、という先行利用者の声も紹介されている。何十回もやり取りを重ねる作業では、1回ごとの読む手間の差が積み重なっていく。
専門用語が減ることも大きい。「わからない言葉を調べる時間」が減れば、そのぶん作りたいものに集中できる。返事を最後まで読み込まなくても、次の一手を決めやすくなる。
最初の頼み方:書き方のルールを一言添える
3つの変化のうち「書き方のルールに従う」は、こちらから使いに行く価値がある。返事が読みにくいと感じたら、読みやすい形を最初に伝えておくのがおすすめ。
実際に投げる指示はこんな感じ。
$ claude > 返事は、最初に結論を1行で書いて。 > 専門用語を使うときは、知識ゼロでもわかる言葉で言い換えて。
「わかりやすく書いて」だけより、「最初に結論を1行で」「専門用語は言い換えて」のように、具体的なルールの形にしたほうが伝わりやすい。返事の書き方も、作ってほしいものと同じように注文できる。
まとめ
Opus 5.5では、返事が大事なことから始まり、専門用語も控えめになった。そこに書き方のルールを添えれば、自分にとって一番読みやすい形で返ってくる。返事を読み解く時間が減り、そのぶん作りたいものに時間を使えるようになる。
「どう返してほしいか」を伝えるのは、この先モデルが新しくなっても使い続けられる考え方でもある。返事の形の注文は、ページ作りでもデザインでも文章でも、何かを頼むたびに効いてくる。
次に何かを頼むときは、「最初に結論を1行で」と一言添えてみてほしい。